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「どんでん返し」で作品をまとめるのがネタバレ? [推理小説]

ちょっと何言ってるのかわからなかったのですけどね。
ミステリーなんてほぼそこに期待して読むでしょ。
そこがバレバレの作品なんか読む気がしない。
逆にまとめる意味もないのじゃないかと思うくらいです。

そう考えれば、普通の純愛小説だと思ったのに
どんでん返しコーナーに入ってたら驚きですね。
そうなると全く興味のない純愛小説も
僕だったら読むかも…ですが(笑)

普通に純愛小説を読みたくて読んだ人はどうなんだろ。
がっかりするのか、感動するのか。
…と考えると作品によるのか?
でもねぇ、ミステリー作品が
どんでん返しに入っていなかったら
やはり驚くなぁ、多分。

人によっては「これがどんでん返し?」と思うだろうしね。
そうそう、ある映画がよく例に挙げられるけど
申し訳ないですが、あれはすぐに分かりましたよ。
予備知識なく偶然テレビで見たのですけどね。
霊的なものとかトリック的な作品は
いっぱい見てきているのでね。
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沈黙のパレード [推理小説]

ご存じ、東野圭吾さんの新作です。
僕はテレビのガリレオで知ってから
名前を見つけると読むようになった作家さん。
それなりに楽しめるのは相変わらずなのですが
最近気になっているのは
「海外ミステリードラマのエピソードに似た設定が多い」こと。

東野圭吾さんの、ある作品の後書きで
別の作家さんがその作品と同じトリックを海外ドラマを見て思いついたらしく
「先にやられてしまった」ので途中書きの作品を捨てた、
と言うことを書かれていて読んでみたのですが…
その作品は確実に海外ドラマによくあるトリックネタでした。

そういえばと、他の作品を思い返してみると
案外海外ドラマで見たようなネタが
あちこちにちりばめられている気もします。
とはいえ、海外ドラマのいろいろなシリーズで使われている
定番ミステリーとも思いますけど。

東野さんの作品は最後まで楽しめるのですが
トリックそのものは特に新味はなく
どちらかというと「あ、そこでそのネタを使うか」
というのが素直な感想。

以前から思っているのですが
海外のミステリードラマは
各エピソードを書籍化してもそこそこ楽しめるものが多い。
基本的には長期シリーズになると
どの作品でも使われるような定番ネタも多く
最近はIT環境になって使い古されたネタも
時代に合わせて味付けもされてます。

今回の「沈黙のパレード」では
湯川教授の事件への関わり方が今までと異なり
ぎりぎり、殺害方法に化学の知識が必要ではあるものの
完全に探偵の領域まで侵入している感じでした。
東野さん自身は長編を得意としているようですが
もう少し捻りのきいた犯罪トリックネタで
すっきりと事件を解決する短編が見たい。
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マスカレードホテル [推理小説]

いつ映画化されるのかなぁ。って思っていましたが
制作発表がされた、とか。
気になる出演者は、というと
残念ながら主演の二人、どちらもピンとこない。

ま、もとより邦画の稚拙さ
日本の俳優の大根っぷりから
日本の映画には何も期待していません。
「天空の蜂」も酷かった。

それでも「容疑者Xの献身」はそれなりに良かったので
「マスカレードホテル」の映画化は期待していたのですが…
新田役のアイドル大根役者はどこからも反対の声が出そう。
山岸役も僕は全くピンとこないですね。

ま、もともと原作から演じられる役者は全く思いつきませんでしたけどね。
日本の俳優自体あんまりよく知らないや、はは。
日本の映画やドラマが酷いのはほとんど役者の責任。
もちろん無理矢理ねじ込む事務所が一番悪いのですけど。
とにかく日本の役者(?)俳優(?)
なんて呼んだらいいんだろ。
演技ってものの基礎をきちんと学んだ俳優って
日本ではほとんど見当たらない。
役をこなせればそれでいいのだろうくらいなのですかね。
映画界自体がそんなレベルだから期待できるはずもない。
なんだろうなぁ。

ま、それでも小説をそれなりに映像化するには
それに見合った演技者さえ集めれば
なんとか形になるものですが
今の配役では全く期待できませんかね、うん。
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仮面山荘殺人事件 [推理小説]

久々に文庫本を購入して読みました。
理由は…
内容は書かないつもりですがネタバレさせるかも…です。
とはいえ1990年12月に刊行された作品なので
すでにあちこちにネタバレ記事はあるかも。

購入して読んだ理由は
後書きにある推理作家の文章中に
自分も同じネタを書いていたところ
先に発表されてしまったので没にしてしまった、と言う話。
その発想のヒントが「外国テレビ映画作品を見て」と言うことだったので。

読んでいくうちにターゲットは分からないものの
ひょっとして…と思い着く設定はある。
ただし日本でそれをやるにはさすがに現実的ではない…
ということでその設定はまず使わないと否定しました。
アニメや舞台劇とかならまだしも
できるだけリアル感を望む小説ではないでしょ、なんて。
はは、推理小説自体が現実的ではないのにね。

というわけで読み終わった後は「なんだそれ」と言う感想です。
とはいえ1990年頃にその設定を使った作品のエピソードが思いつかない。
基本は「スパイ大作戦」や詐欺師映画など
普通に使われるものなんですが。
最近のミステリーの海外ドラマシリーズなら
どこかで使われたりするほどポピュラーな設定ですね。

多分発表された当時に読んだら、「お〜〜」と言ったかも。
それにこの作品のポイントはそこではなく
「実現されなかった殺人=殺意の証明」のようです。
そこに視点を置いていろいろとお話を構築していった感じです。
ただ、それを突き詰めるのなら
ターゲットに「殺意」を起こさせる行動としては
なんか弱い感じがするのが残念。
というかもやっとするのは
白黒はっきりしたようなしないような読後感ってとこでしょうか。
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