漫画家の現在

エロ漫画を描いてヒット作を量産した漫画家の方が原画をネット販売している、とか。
その理由が
「雑誌が売れない」→「原稿料が安い」→「スタッフを雇えない」となり
アナログでの作品作りが出来なくなり、デジタルに移行するものの
電子書籍では「出版社が印税を払わない」「作品は買い取り」などのケースが
増えているとか…記事にありましたが、本当なんでしょうか。
作家によるんでしょうかね？

この方は画力のある方で、一時期よく目にすることがあった方。
今後、ホラーやSFを趣味的に描いていきたい、とのことで
稼げるからエロ漫画になったように推測されます（笑）

ま、それはそれとして「電子書籍」の印税を払わない、というのは
ちょっと理解できませんけど、どうなんでしょうね。
普通に考えれば法的に許されないことかと思いますが…

とは言っても出版界ってのはいろいろと微妙ですからね。
漫画家さんによってはそんな酷い契約をされている方もいるのかも。
週刊誌の漫画なんて、基本的な原稿料が安く
ほとんどの漫画家さんがさほど稼げる仕事ではありません。

作品が大化けして大儲けできるのは
週刊漫画が単行本になり、増刷が進むことで得られる印税です。
もちろん本当の大化けは、その後ヒットして
アニメやグッズとかに展開していくことですけど。
印税がもらえないと言うことは、著作権すら危なそうで怖い話。

ま、そうは言っても現実にはデジタル作品のオリジナル原稿って
あるようでないですからね。
作品としてデジタルデータを入稿すれば
どんどん複製されていきどれもがオリジナルになる。
時にはデータ入稿後に修正されて出版され、
作品的なオリジナルは漫画家の手元にはなかったりして…
何とも怖い時代ですねぇ。