SSブログ

他人のデザインにケチをつけても仕方ないのですが… [広告]

先日、朝の地下鉄車内吊りで新築マンションの広告を目にしました。
乗用車の車体側面に反射したマンションの外観(もちろんパース)がメインビジュアル。
あとはキャッチコピー、物件名、アクセス方法、社名といった要素が配置されたものです。

さて、そのビジュアルを見てまずイメージしたこと。
◎高級車ならマンションの高級感への連想かも知れないが
 高級車でもなさそうだし外観も平凡なもの…
◎車だから公共交通機関の便が悪い?
 車用に玄関に車寄せや屋根がある…とか。
そのビジュアルにした理由を考えてみたんですけどね。
右下を見ると公共交通機関最寄り駅が徒歩圏らしい…う〜〜〜む。

もうひとつ疑問に思ったのが
パースが車体への反射、ということは反転している?
いや、それじゃ初めて見る人に変な外観イメージが伝わってしまうし…
ひょっとすると何度目かの広告かも知れない、のですが。
それにしてもいろいろ混乱はさせてしまう…

ということで、僕がディレクターならこのデザインは却下だし
デザイナーとしても発想することはありません。
となると、ただ「意表を突く」だけの目的?
それくらいしか思いつきませんね。

正直な話、同じような広告をずっと作ってくると
広告を見たときの素人目による反応が想像できなくなっています。
実際、車を見て「車寄せのあるマンション」を想像するのは
そういう物件も過去にあったからに過ぎず、
一般の人でそこまで連想する人は多くはなさそうです。
そういう意味でこの広告が一般にどんな印象、
どんな効果を与えたかを知るよしもないのですが、
ただ今までにない広告、ということならとりあえずは成功している?
といっても物件広告としてクライアントが何も言わないとは
とても思えないのですが。

「コバートアフェア」DVDの宣伝 [広告]

第1シーズンは無料のBSチャンネルで見られましたが
第2シーズンは有料チャンネル(というか専門チャンネルか?)に移り
その後が見られなくなってしまったシリーズです。
DVDが発売されてレンタルとかは出来るものの
とりあえずそこまではまっていたわけではないし、
第1シーズンは一応最終話まで見られているので…

ところで第1シーズンのDVD発売に際してはAKB48の篠田麻里子さんがCMに出演、
そのCM自体は見たことがなかったのですが、
はてさてCM効果はどうだったろうと、思う間もなく
第2シーズンのDVDが発売されるということで新たなCMが流れるらしいのですが
今度は間寛平さんが出演するCMだとか…ふぅ
前回のCMは効果がなかったのか、それとも…

そうそう、時々思うのがこういう商品の宣伝に絡むスタッフって
作品をじっくり見てターゲットを見据え販売戦略を組んでいるのかな、ってこと。
まぁ、もとより海外ドラマDVDなんて映画と違って本数も多いし
今はたいていレンタルもできるから
そうそう売れないと思うんですけど。
わざわざCMを作るんだからCM効果で売上を少しでも伸ばさなきゃ意味がない。
それともただたんに代理店に振り回されて経費を費やしているだけなのか、
どっちなんでしょうねぇ。
いずれにしても初お目見えするシリーズに関しては存在を知らせることが第一目的なんで
今回のCMはある程度シーズン1を楽しんだユーザーへの告知のはずなんですが…
よくわかりませんね。
やっぱり第1シーズンはあまり売れなかったのかな。
ただ、それだとさらに第2シーズンのCMの意味が薄れるけど…

おもちゃメーカーのチープな広告のイラスト [広告]

なんでしょうかね、
いろんな雑誌で同時に見かけたおもちゃメーカーの広告。
広告に掲載されているマジックハンド風のおもちゃは
なんかテレビの操作をするリモコンのような機能を持ったおもちゃのようですが…

その中に使用されているイラストが
昔のアメリカの子供向けコミックやアニメの絵そっくり。
ハンナバーバラの「宇宙家族=ジェットソン」
「奥様は魔女」のタイトルアニメ…というか「奥様は魔女」のイラストまんま。
とはいえオリジナル絵ではないけど、と
版権コメントを探しましたがありませんね。
大丈夫なのかな。

商品パッケージとかに使っていて許可を取っている、とか。
いや、それでもイラストを使用する場所場所でコメントが必要なはずですが。
ちょっと心配になりますね。
ハンナバーバラ風のイラストなら逃げ道があるかも知れませんが
「奥様は魔女」まんまではね。
版権切れでもしている?

最近はね、タッチが少し似てるだけでぱくったとか言われ
著作権の発生しそうもない料理を元ネタに描いたらぱくった、といわれるほど
読者(クレーマー?)の目が怖い時代。
こんな堂々と広告に出すくらいだから
問題ないんでしょうね、多分。

ハリウッドコレクション 地下鉄中吊り [広告]

GW明け久々の地下鉄、定期を購入したので1本後の電車に。
朝のJR車内も中吊りが減ったと感じましたが
最近は自社(市交通局)広告でしかも使い回しをよく見かけていましたけど
地下鉄車内の中吊りはまぁまぁ埋まっていました。
中に「ハリウッドコレクション」という中吊り。
「ん?」と思ってみると、エイリアンがメインでバットマンのマスク、ジョーカー
の画像を使った、ださい(僕に言われるのはすごいですよ)ポスター。
場所はエスカで、見に行く機会はないな、と思いつつ期間を見ると5月6日まで…ありゃ
見た日は5月7日…

車内吊りは割とチェックしますがこの中吊りを見たのは初めて。
ま、エスカなら利用している名城線でのアクセスはないので
東山線・桜通線とかはちゃんと開催前から吊られていたかも知れませんね。
それにしてもこのポスターのだささと言ったら、狙いなのか?

ということでネットで調べてみると
エイリアンのフィギュアやハリーポッターの小道具のレプリカの販売だとか。
実際に使用されたプロップとかではないようです。
ま、そうなると高価すぎて普通には手が出ないでしょうしね。
エイリアンの実物大フィギュアが78万円、とか。
ん、それなら別にキャラクターフィギュアを並べても良さそうですが…
なんだかね、微妙ですね。
で、翌日5月8日にも中吊りが残っていましたが…
あまりにも中吊りの利用がなくてそのままなのか…

そういえば、火曜のJRはいつもよりさらに中吊りが少なく
ほぼ今までに目にしている中吊り…
折り込みチラシとかはまだまだ休日前ともなるとどっさり入るんですけどねぇ。

JR車内の広告、中吊りではなくドア上部にある広告で
競輪場の広告でずっと映画タイトルをパロって作ってるんですが、
最近見るのが「アパッチ砦」のパロディ…タイトル忘れました(いつも無理矢理なので)。
もう一度見て確認「ア!パッチ紫」…なんのこっちゃ。
これもなんというか狙いなのか、内容的にどうしてもそうなるのか…ださい。
しかも「アパッチ砦」って今、どれくらいが分かる?
競輪の対象年代?
いやいや「アパッチ砦」となると僕より上、まさかね。
過去には「ローマの休日」「ベンハー」などなど確かに古いんだこれが。
よくクライアントがOKしたなぁって感じ。
最初の頃はまだ楽だったのか、案外無理のないタイトル。
そのうち無理矢理になって今が…あは、覚えてないけど
全く合ってなかったりもする。
こういうのを作らせてもらえると僕も嬉しいけど
クライアントの立場で考えるとこれはないなぁ…

まともな広告よりも「なんじゃこれは」の方が結局広く伝わる [広告]

どこかの県が県名を名産の名称にする、と言う話は
県の知名度をアップするためのPR展開上でのお話。
「ん?」というニュースでちょっと聞こえた時はありましたが
結局、実際の話ではないと言うことでか
詳細を聞く間もなく静かになっていました。

ところが、その展開に併せて駅名の愛称(こちらも変えたわけではない様子)を
名産にちなんだ名前に変えるというニュース。
これも同様レベルの伝わり方「ふんふん」といった感じ。

そして、今度は市長が「聞いてない」とクレーム。
で愛称にも少しの変更が加えられ…というニュースに。
というわけで、この件に関してはとりあえず
3度ほどネットのニュースに取り上げられ
それだけ世間に伝わった、ということなんでしょうか。
まだまだ何かあるのかは知れませんけど。

広告って、それ自体が始まった頃は
その存在を知らせることで十分だったのが
同じ事をする同業他社が増えることによって
それぞれの「差別化」を伝え「優位性」を認識させることが
重要になってきました。

それすら大きな差別化を感じられなくなっている今は
「おまけ」や「人気タレントの採用」によって
少しでも目を向けさせる、ことに力が入っているようです。

それでも興味のない人には全くどうでもいいことになってしまうので
そういう人には「何か起きたの?」ととりあえず驚かせる、という手法が
とられたりします。
どうも今回のニュースの流れはそんな匂いが…
ま、こうやって書いている時点でまんまと策略にはまってしまったわけですが
結局の所、なんだかなぁ、どうでもいいや、と思ってしまうので
なんだか広告ってむなしいなぁ、と感じてしまうのです。

あはは、CM上の言葉表現が変わった [広告]

アイドルグループのCMで
「○○をする」を「○○る」と表現していましたが
その中で「ヨガをする」を「ヨガる」としていたのが
「みなぎる」に変わったそうです。
元のCMは何度か見ていますが、変わった方は見ていません。
他は変わっていないのでしょうか。
となるとなぜ「みなぎる」なの?という疑問が出てきそうですが…

実は「ヨガる」には僕も違和感があって(笑)
それは歳のせいかもと笑いながら見ていたんですが
まさか今さら変更されるなんてね。
歳をとったスポンサーが言うなら放映前だし
当然、視聴者からのクレームなんでしょうね、あはは。

どうなんでしょうね、分かる分からないの問題かと思いますが
現場で何の抵抗もなく作られていたのなら
年代的に抵抗もなくなっていたのかと思います。
だったら別にどうでもいいのに、とも思うんですけどね。
「どうして変わったの?」という質問がネットにもありました。
多分そんなレベルなんだろうなぁ。
だったらどうでもいいのに…
でも日本語を大事にする人からすれば「何という表現を」ということになるのかも…

このCMがどの年代の人たちに制作されたのかわからないし
そもそも年齢のギャップによるクレームだったのかはわかりませんが
この歳になると、ニュースやCMで表現されることに
年齢のギャップを感じることが増えてきたように思います。
制作会社の世代が若くなったのか
組織としてチェックする機能が鈍り始めているのかわかりませんけど
こうして過去の古い言い回しが消えていくんでしょうね。
正直な話、差別用語とされたものを誰も気にしなくなるのなら
それはそれでいいことだと思うのですが、
そうこうしているうちに新しい差別用語は生まれてきてるんでしょうね。

美容整形による施術前と後の比較写真をWEBに掲載するのは禁止…だそうです [広告]

え、なぜ?と思いましたが
実は「雑誌では数年前から、ビフォーアフターの写真は一切禁止」らしいです。
全く知りませんでした。
気にもとめていないので気づきませんでしたが
確かに以前はチラシでも見たことのある比較写真は見たことないような気がします。

比較写真が不可になった理由は「誇大広告」らしいですね。
実際には写真ほどの効果がないのに
驚くほどの効果があるように思わせて客を呼び込む手法、ということですね。
でも利用者にしてみれば
自分が望む結果が実際に得られるのかどうかは
確認した上で施術を受けたいもの、誇大広告は困りますが
ビジュアルによる確認が一切出来ないというのはどうなんでしょうね?

これもまた「臭い物に蓋」の一つですかね。
トラブルが多かったからの結果なんでしょうね。
そうはいっても担当者の技術にもよるだろうし
実際に技術を持っていないのにビフォアアフターで
自分の技術では内写真を載せるとすれば詐欺ですが
自分の施術結果なら問題ないようにも思うんですけどね。

ところでダイエットの前後の写真は今でも見る気がして
あれこそ誇大広告が多いのじゃないかと思うのですが…
だってそれこそ当人の体質によって結果はまるきり違うはずですからね。
ビフォア・アフターが禁止されてるのは美容整形だけなのかな?

「がんに効く」と本で宣伝した出版社社員とフリーライターが逮捕された、とか [広告]

「がんに効く」効果があるという商品を販売する際に
その商品が「がんに効く」と効果を伝える本を商品に添付して販売。
しかし、食品会社が「がんに効く」と言っている商品は、
がん抑制効果をうたうことのできる承認を
都道府県から得ていない商品。

…ということで
添付した本の出版によって無許可販売を幇助したことや、
未承認の医薬品の広告をしたことで販売会社はもちろん
本を作成した出版社社員とフリーライターが薬事法を適用され
逮捕されたのだそうです。

書籍で「嘘をついた」のだから逮捕は当然、とも思えますが
取材先が真実を隠してしまえば素人には見抜けないのでは、とも思いつつ
いやいや、専門的な知識の必要な取材では
それなりの知識を持って取材に望むべきだから
当然、ライターにもそれなりの知識が要求される、
とかもいろいろと考えてしまいます。

とはいっても、デザイナーは逮捕されていないようだから
僕がこういう事件に関わることはなさそうだ、と一安心、はは。

ただ、デザインを依頼されるときには
クライアントからいろいろな要求があって
「え、それは無理でしょ」とか「そこまで言ったら言い過ぎでしょ」
ということもたびたびですね。
ま、僕が長いことやっていた仕事では情報誌としての信用を高めるために
信用のおけない企業の仕事は受けない、とか
この表現は表記不可、とか厳しくやっていたので
そういうことに巻き込まれるなんてことは全くありませんでしたが
仕事もなくなってしまった今、
それこそピンクチラシのような物とか依頼されても断るような余裕はないかも、あはは。
「がんに効く」という本も普通にデザインを依頼されたら受けるだろうし
「治って万歳する人」とかのカットも描いちゃいますね。

記事を読んでも理解できない社名訴訟「モンシュシュ」 [広告]

訴えたのは「ゴンチャロフ製菓」
商標登録された自社商品の「モンシュシュ」(1981年商標登録)
訴えられたのは「堂島ロール」で知られる会社。
2003年に設立し、「モンシュシュ」と記された9種類のマークを
自社商品に使用し2007年に社名にした、ということ。
ちなみに「モンシュシュ」とはフランス語で「私のお気に入り」だそうです。

で、「モンシュシュ社」の社名やマークが
「ゴンチャロフ製菓」の商品「モンシュシュ」の商標権を侵害しているとして
訴訟が起こされ、その結果「商標侵害」として
「モンシュシュ社」のマーク使用の差し止めの判決が出た、ということのようです。

社名にする以前に9種類のマークがあった、というのが「?」ですが
自社商品を彩るために「私の気に入り」を
様々なパターンで表現した、というところでしょうか。

とりあえず検索すると社名だけあって
「モンシュシュ社」はすぐに見つかりロゴマークらしきものもすぐにみつかります。
ところが「ゴンチャロフ製菓」のサイトに行って
サイト内検索をしても「モンシュシュ」という商品が見つからない?
探し方が悪かった?
このニュースを紹介する他の記事で
やっとその商品写真がありましが小さくてロゴがわからない…

普通に感じるのは「後からネーミングしたモンシュシュ社」が不利。
と思うものの、片や商品名、片や会社名…このスタンスの違いはどうなる、と考えると
登録商標を受ける際も「社名」と「商品名」ではチェックされないのかも、と。
と考えると、「ゴンチャロフ」の言い分も言いがかりのように見えながら
「モンシュシュ社」のロゴ展開にも疑問が残る、というところ。
同じ菓子の業界にあって「ゴンチャロフ製菓」の
「モンシュシュ」を知らないとも思えませんからね。

とはいえ、こんな訴訟によく結果が出せたもんだ、というのも正直な感想。
販売エリアが違うため、「ゴンチャロフ」「堂島ロール」の
どちらも名前は知っていても
僕には商品自体に馴染みは全くない。
しかもここまで発達したネット上で「ゴンチャロフ製菓」の「モンシュシュ」という商品が
うまく見つからない…というより検索しても全く見つからなかったんですけどね。
となると、そんな認知度の低そうな商品側が勝つ判決、
というのもなんだか、というところですね。

ま、なんにせよ後発で起こすときにはくれぐれも注意しなくては、というところでしょう。
狙ってやっているのなら別ですが、
今見える範囲からすれば、話題作りを狙ってやったとしても「モンシュシュ社」には
なんの得もなかったように思えます。

CMで成り立つ民放各社の請求で「CMオートカット機能」付のHDDレコーダーが生産中止 [広告]

なんだか発想が貧弱ですね。
ただ、今回のニュースで初めて知ったのですが
CMカット機能をつけていたメーカーが2社だけとは驚き。
といいつつ実のところ、CMオートカット機能はあまり役に立ちません。
きっちり編集しようと始めると全てのチャプターの再チェックが必要で
たまにジャストなときはあってもたいてい付け直し
全くチャプターの付いていない部分もあったりします。

ま、そういった機能に頼る以前に
録画再生する時点でCMを飛ばすことが自由に出来るので
CMを見たくない人はどんどん飛ばします。
どんなに「機能を外せ」と要求したところで
それこそ2チャンネルで言われていたように
いずれ、機能付きの海外製品にシェアを奪われる、そんなところかも。
ま、レコーダーの販売シェアからして
さほど「CMオートカット機能」が売りになっているとも思えませんが、
毎度毎度国内の都合だけで制限を付けていると
本当に海外製品にシェアを奪われますよ。

CMが番組途中に入るのが嫌いなのは
番組を中断されるからですよ。
下らないCMも多いけど全くCMが嫌いなわけじゃない。
ある程度の情報はCMや広告から仕入れるのだから
消費者が見たくなるようなCMを作って
それこそ電化製品、旅行、などなど
見たいジャンルのCMをまとめて見られるようにしたら?
…でも僕は見ないかな…
それにそれだと番組の制作費に充てられないですかね。