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絵画の贋作 [新聞]

新聞に贋作の記事がありました。
亡くなった父親の贋作が出回っている、と
娘さんが贋作を見て父が描く作品より稚拙に感じる、とか。

僕は純粋絵画が嫌いで、どんな作家がいるかも全く分かりません。
もちろんそこで紹介されている作家も知らないし
作品なんて見たこともない。

ということで、記事の感想は
そんな作品でも贋作が出てきて
贋作で稼ぐことが出来るんだ、と言うのが正直なところ。

そして子どもが親の作品と比較して「稚拙」
と分かるほど作家である親と親密だったことに驚きですね。
そして「稚拙」の言葉を見たときには
贋作者って大抵、作家より下に見られるけど
現実的に言えば作家より技術は上でないと
そう簡単に贋作は作れないけどねぇ、と思うのです。

昔、スーパー贋作者が主人公の漫画がありましたが、
その主人公は贋作する作家になりきってから
作品制作に取り組む、というね(笑)

つまり贋作者に必要なのは、技術に加え
作家の持つ発想力、色彩感を伴う創造力が必要になるわけです。
技術が稚拙と言うことで「違う」と分かる作品じゃ
誰もだませないはずなんですけどねぇ。

僕はそんなことより、投資目的で絵画が取引されることに不満ですね。
つまり何らかの賞を取ったり、権威者が評価したことにより
高い値が付き、投資家の手を行き来する。
そんなのが芸術、と言うことが馬鹿馬鹿しい話。
とは言ってもそういう世界があるのは事実なので仕方ないですけど。
でも、それって市場が大きいからメジャーに見えるだけで
単純にマニアやオタクの世界と何ら変わりない。

そうえいば先日、チャーチル氏が描いた絵が12億2800万円で落札された、とか。
そしてそれはブラッド・ピットが3億円で購入した物らしいので、
アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが所有していたことで
値が上がったとも言われています。
絵もさほど感動するような作品とも思えないし、
値の上がり方を見ても作品評価でないのは確か。

僕に言わせれば贋作でも、その絵に感動出来て
飾った部屋に似合っているのならそれで十分、ってことです。
絵画なんて基本的にそうやって楽しむもの。
絵を楽しむのなら複製でも十分なんですけどねぇ。
その絵に感動できるストーリーでもあるなら
子どもの作品ですら自信を持って飾ることが出来るはず。
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