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酷似のロゴマーク、指摘受け修正へ [デザイン]

ま、よくあること(?)で、さてどんなロゴマーク、と見ると
確かによく似ています。
消費者庁が昨年末(11月〜12月)に公募し選ばれたマークと
世界最大の書誌データベース「ワールドキャット」の
登録商標ロゴ(日本では2004年に商標登録済)…なんですが
どちらも初めて聞くし、ロゴ自体見るのも初めてです、はは。

消費者庁の公募マークはデザイナーによるもので
「ワールドキャット」のロゴは参考にしていない、と。
ま、比較してみると微妙ですね。
色づかいも似ているし…ぱくりと言われても仕方のないような似方。
マーク選定時には特許庁にも照会はしていたらしいんですが
業種の違いからか、確認できなかったようです。

ところでこの二つのロゴ
消費者庁のロゴは
渦巻きのように中心に向かう筆で書いたようなラインが5本
それぞれが安心、安全、生活者〜を表し
「消費者行政推進のエンジン役」をイメージした、とか。

ロゴマークを作るときには
その社名のイニシャルをベースにしたり、
会社のポリシーをビジュアル化したりして作っていきます。
まだロゴマーク自体が珍しかった頃は
イニシャルベースがほとんどで、分かりやすかったのが
他者との違いを出すためにイニシャルベースにしながら変化をつけるようになったため
一時期はロゴマークと社名を比較して「マークの元は…」と推理したものです。

それがさらにオリジナル性を出すために
イニシャルなど文字からの連動は全くなくした
ほとんどイメージだけのロゴマークが増えてきているように思えます。

そういうデザインが増えてくると困るのが
デザインだけが一人歩きすると一体どんな企業かが全く想像付かなくなること。
そういうところがこういうトラブルが起きる原因ではないか、と。
どちらも発想元が具体的に思いつかないんですね(僕だけ?)

実は作り手からすると、具体的な根拠を示さないと
クライアントを納得させるのが難しい。
僕らのようなクライアントに振り回されるデザイナーは
よほどしっかりとした裏付けのあるデザインか、
言葉で相手を説得する(まるめこむ)交渉力がないと
見た目や発想だけのデザインは通りにくいんですけどね。

ちなみにロゴマークなんて商標登録されてない物も含めれば
それこそ星の数ほどあります。
デザインするときに発想が煮詰まったりすれば
過去のそういった作品集も参考にしたりしてみます。
実際にそういう物を見てみると、渦巻き状のデザインもたっぷりあります。
もちろん直接今回のデザインに結びつくものはありませんが
それでも「発想の元になったのでは?」と思われるものも中にはあります。
ま、パクリでなくても起こりうることかと…
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