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アメリカの人種差別と銃社会 [アメリカ]

アメリカミズーリ州セントルイス郡ファーガソンで
丸腰の黒人少年が郡の警察官に射殺された事件がありました。
「丸腰の少年」です。
さて、その後のメディアでは警察は9日「青年が最初に発砲し応戦した」と主張、
青年が3発、警察官が17発をそれぞれ発砲したと説明したそうです。
あら不思議。

そしてテレビで当事者である警官が現場の状況説明で
「被疑者が襲いかかってきて自身の拳銃を取ろうとした。
当然、自分を撃つつもりだと思ったから振り切って射殺した」と発言する映像を見ました。
…どういうこと。

どんどん当初の説明と食い違っていますね。
いずれにしても、青年が発砲しているとするなら
その証明はある程度出来るはず。
それが証明できたからと言って「起訴するに値しない」という決定は不自然。
それらの証拠によって現実に起きた出来事をクリアにしていくことが必要みたいです。
だとすれば沢山の証人を集め証拠と共に事実を確認するためにも
裁判が必要に思えますが…

この地域で白人中心に銃が売れているらしい…そりゃそうか。
黒人の暴動で自分に何が起こるか分からないですからね。
さて、真実が見えないので僕達がどうこう言える事件ではないかと思いますが
証言があやふやなことから考えて
裁判による事実確認をしてほしかったですね。

そういえば、この事件とはタイプが違いますが
3歳の男の子が別の子のおむつ替え最中の母親を射殺したそうです。
銃規制を進めようとするときアメリカのライフル協会が口にするのが
「銃が人を殺すのではない、人が殺すのだ。銃は悪ではない。」
こんな事件が起きても言い続けているんでしょうかね。
もちろん今更日本のように基本的に銃のない社会なんて無理な話。
それでもその気になれば少しずつでも進められるのはないか、と。

今回の事件はアメリカの根深い人種差別が原因ですが
並行してアメリカの銃社会を銃のない社会に変えることも
本気で考えるべきではないのかと…
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