耳が遠い？

高齢化するにつれて、音が聞き取りづらくなり
老人などには大きな声で話さないと
聞こえない、ということは昔からの印象。

とは言っても、お年寄りにはかすかな声でも聞き取る地獄耳の方もいれば
若くして耳が遠くなる人もいるので
単なる老化だけでもなく、病気で耳が遠くなる人も。

それでもやはり、お年寄りは耳が遠い、という認識は
もっておいた方がいいかも…という体験。

いつも早朝に緑地へ散歩に出かけるのですが
そこで出合う人たちは、やはり年配の方が多いようです。
もちろん、そこで出会う方たちには
気軽に朝の挨拶を交わすのですけど…

いつものように緑地の中を進んでいくと
前からいつも挨拶を交わす方がみえます。
直線の道で、遠くから相手を認識していると
挨拶の声を発するタイミングに迷うこともあります。
そのときは、まだ少し離れているかな、とか思いつつ
お互いに認識しているのでいいでしょ、と
いつものように「おはようございます」と挨拶。

一瞬、相手の「おはようございます」と返す声が遅いので
聞こえなかったかな、と考えたときに
「おはようございます」と返ってきました。
そしてそのまま、その方とすれ違ったときに
突然、強めの声で「おはようございます」と言われました…
「え？」と思いつつもう一度「おはようございます」と返しました。

「ん？怒ってた？なぜ？」と考えて…
ひょっとすると聞こえていなかったのかも、という結論に。
多分そうなんでしょう。
2回目が大きな声だったのも、僕が聞こえにくかったかも、
とも思ったのかも知れませんね。

ただ、いつもは普通に挨拶していたので
耳が遠い、ということは予想もしていませんでした。
しかも、顔も見合っていたので
声が聞こえなくても、口が動くのは見えたはずだし…
第一、耳が遠いと言ってもさすがに全く聞こえないはずもないし、
と考えたのですが…
ひょっとすると、耳が遠い、というのは一定距離からは聞こえない
ってことでもあるんでしょうね。
どのくらいから全く聞こえないんでしょうね。
これからは少し気にして声をかけないと…