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専門職の知識が半端なのは厄介 [DTP]

MacとWinでデータのやりとりをすると、
ファイル名が文字化けしたりします、
お互いの使用する文字コードの違いから起きるものです。
仕事上で発生すると、ある程度はお互いにプロなので
それなりに対策をとっているのですが…

PCとして多くのシェアを持つWinユーザーには素人も多く
対策どころか、文字化けのことも知らないので、
大抵はMac側の責任にされたりするわけです(笑)

デザインの仕事に使用されるPCは
その環境を先に整えたMacが優勢ではあったものの、
需要が少ない=高額…ということで、
企業がPC環境を整える際にはほぼWinとなってしまったわけですね…はぁ

と言うわけで、現在ではデザイナーがMacで作成したデータを
印刷側がWinで受け取って処理する、ってことになるわけです。

すると当然、その際に文字化けなどのトラブルが起きるのですが、
対策をとると言っても、純正でそういったアプリが用意されるわけでもないので
文字化けを回避するソフトは個人が作った無料アプリだったりします。
そういう第三者作成アプリは、個人が使用する分には
個人責任でどうとでもなるのですが、
セキュリティを気遣う企業としてはウィルス回避のために
純正ソフトか、社内での作成ソフトしか許可されません。

となるとこっちがいくら対処しても、文字化けは発生する可能性が残るわけです。

久しぶりに入稿データで文字化けが発生してリンク切れが起きた、とか。
6つの入稿データのうち一つだけリンク切れが発生した、と言うことで
早急な対処として、もともと相手から提供されていたファイル名の
日本語部分をすべて英字表記に変更して再入稿…そして一段落…だったのですが。

数日後に印刷側では修正できない箇所があると言うことで
再校データが戻ってきました…さて、そのデータを見てびっくり。

修正指示のPDFを見てからデータを開くと、あらびっくり。
PDFにあった修正指示が再校用のデータに書き込まれています(笑)
再入稿するデータに書き込みをするなんて初めて見ました。
PDFに修正指示を書き込む方法を知らない?…いやさすがにそんなことは…

そして修正を始めようとリンクフォルダも確認すると、
急いでファイル名を書き換えたデータではない…え?
これも確認すると「そう言えば再入稿後に、先になんとか対処したとも」…え?

他に戻ったデータを見てみるとこちらもファイル名を修正したようで、
どうやら「ひとまず戻したのはリンク切れファイルが多かった」からのようです。
う〜〜む、なんかおかしい。

そして、最初の戻しで疑問だったのが
インデザにリンクされたイラスト内の画像がリンク切れしている、と言う指示。
インデザでリンクデータを集版すると、直接リンクされたイラレは来る物の
イラレ上でリンクした画像は集められません。
とは言え、インデザにリンクしている時点で、
画像はイラレ内の情報として持ち込んでいるので印刷には全く問題ない。
それをリンク切れ、とかおかしなことを言ってきたので
埋め込んで戻したのですが…

印刷入稿に「埋め込みは不可」とある、とか言ってきました。
当初からおかしな指示だったので、ではと埋め込んだのでしたが、
「埋め込み不可」のルールは有名無実なルールで、
実際、すでにそのデータ内のいくつかのデータで埋め込んでいるイラレデータがあるのですが、
イラレ内に埋め込まずリンクさせていたデータはそれだけだったので
何故かこだわっているようです(笑)

仕方なく、元に戻してイラレからのリンクデータも付けておいたのですが…
そのデータ自体こっちで関わった物ではなく…
じゃ、リンクデータはどうしたかと言えば、
ちゃんとしたイラレEPSなら書き出せるんですね、これが…(笑)
仕組みを知っているなら知らないはずはない。

つまり、一連のやりとりからして
印刷側にいるから「プロのふりをして」いろいろ言ってきましたが、
指示通りにしか動けない「ド素人」だったようです。
こういう相手に当たってしまうと厄介ですねぇ。
ちゃんとしたプロだったら、最初の文字化けも発生しなかったんだろうなぁ。

こっちは個人で相手は企業。
企業内では人の入れ替わりも定期的にあるので、
研修中の初心者に専門家のふりでもされた日にはどうしようもないですね。
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