例えば…

生きていくのが苦しくて自殺を選ぶ…
ほとんど同意はできませんが、そこまで追い詰められる可能性はある、
などと全くわからないわけではない。

不治の病で、ただチューブに繋がれて
生きる目的も持てずに生かされる…自殺を望むのは
かなり理解できる。
だからといって、その死を手伝うのには踏み切れない。

今回の、自殺を幇助して自分の死ぬつもりだったのが死にきれなかった…
理解できる部分は一つもないですね。
詳細は知らないけど、その発端は自分の「許されない行為」。
家族まで巻き込んだのは、一族の名誉でもかかっていたんでしょうか。
全く理解できない。
自分自身の行いへの反省は全くないってことなんでしょうか。

結局、自殺を幇助したという容疑で逮捕されることになったようですが…
その方法にも疑問が残るし、自身が生きていることにも疑問が多い。

すべて情報だけなので事実がはっきりとしないのですが、
自白によれば、母親が自殺を選択したのでその行為を手伝った…ようなのですが
「自殺を選択した理由」は「週刊誌に自分のスキャンダルがばらされ」
このままでは生き続けることができないと考えた、からかと理解するのですけど…

だとすれば自殺を考える原因を作ったのは、幇助した本人で、
彼がこれまでに正しい行いをしていればそうは考えなかった、ということ。
もちろん法律ではそんな考え方はないかと思いますけど、
自殺を考える「原因」を作った本人がそれを「幇助」したというのなら、
紛れもなくその本人による殺人でしょ。
当の本人がそれを理解していれば生きていくことが辛いはずなんですが…
今はどういう心境なのやら。