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言葉の暴力と拳の暴力 [映画]

どちらが酷いと思います?
世間的には身体を傷つける拳がダメだと言われますが、
実は、本当に傷つくのは言葉の暴力なんです。
ところが、人間は目に見えることでしか正義を行わない。

今回のアカデミー賞での出来事も同じ。
平手打ちした俳優に賛同する人もわずかにいるけど、
ほとんどはその行為を否定していて、
殴られた側の中傷発言は霞んでいる…本当にそれでいいのか?
しかもアカデミー側は彼の資格剥奪とかとんでもないことも考えている、とか。
結果的に本人が非を認めて会員を辞退したとか。

責められるべきはどちらも同じで、
比重が重いとすれば、平手打ちを引き起こさせた発言のはず。
その発言さえなければ、平手打ちもされなかったし
誰も傷つかなかった。
おかしな話です。
さらに言えば、幾度も問題発言をジョークにしている俳優を司会に選んだ
アカデミー側にも責任があるはず。
それを棚に上げて処罰を考えるなんてとんでもない話ですね。

同様にジョークを飛ばす俳優は、彼を責めつつ
これが正当化されたら、ジョークなんて飛ばせなくなる、とか。
当たり前でしょ、他人を傷つけるようなジョークはすべきでないし、
ましてや本人にはどうしようもない病気をギャグネタにするなんて
とんでもない話、そんなことも理解できていないとはね。

知恵の回る悪人の中には
言葉の暴力によって、相手が拳の暴力を振るうのを
引き起こさせる輩もいます。
そしてそんな時、処罰されるのは拳を振るった側だけ。

言葉で返すべきと言う発言も見られましたが、
これまでにそれを上回る、中傷発言を繰り返してきたらしい、
と言うのもしっかりと理解すべきでしょう。

そして今の流れは、確実に平手打ちした俳優が悪いという声ばかりに…
実際、平手打ちを食らった側は発言に関する謝罪もしていないし、
それどころか「何が起きたか分からない」とまで言ってのけている。
自身の発言が引き起こしたのにね。
こういうことは日常生活でも起きることがあるので、
事件が起きたときは事実をちゃんと見抜いて判断してくれないとねぇ。
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