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仮面山荘殺人事件 [推理小説]

久々に文庫本を購入して読みました。
理由は…
内容は書かないつもりですがネタバレさせるかも…です。
とはいえ1990年12月に刊行された作品なので
すでにあちこちにネタバレ記事はあるかも。

購入して読んだ理由は
後書きにある推理作家の文章中に
自分も同じネタを書いていたところ
先に発表されてしまったので没にしてしまった、と言う話。
その発想のヒントが「外国テレビ映画作品を見て」と言うことだったので。

読んでいくうちにターゲットは分からないものの
ひょっとして…と思い着く設定はある。
ただし日本でそれをやるにはさすがに現実的ではない…
ということでその設定はまず使わないと否定しました。
アニメや舞台劇とかならまだしも
できるだけリアル感を望む小説ではないでしょ、なんて。
はは、推理小説自体が現実的ではないのにね。

というわけで読み終わった後は「なんだそれ」と言う感想です。
とはいえ1990年頃にその設定を使った作品のエピソードが思いつかない。
基本は「スパイ大作戦」や詐欺師映画など
普通に使われるものなんですが。
最近のミステリーの海外ドラマシリーズなら
どこかで使われたりするほどポピュラーな設定ですね。

多分発表された当時に読んだら、「お〜〜」と言ったかも。
それにこの作品のポイントはそこではなく
「実現されなかった殺人=殺意の証明」のようです。
そこに視点を置いていろいろとお話を構築していった感じです。
ただ、それを突き詰めるのなら
ターゲットに「殺意」を起こさせる行動としては
なんか弱い感じがするのが残念。
というかもやっとするのは
白黒はっきりしたようなしないような読後感ってとこでしょうか。
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